アフィリエイトで金持ちになる方法

先に結論を書いておくと、「アフィリエイトで金持ちになる方法」などという都合のよい方法は世の中にはありません。そういうわけで、アフィリエイトをやると金持ちになれるのではないかという妄想を抱いていた方は、ここまで読んでお帰り下さい。

ただ、あまりにも笑える記事を見かけるので、ちょっと書いておこうと思います。他のサイトでだまされて、お金がもうかるのではないかと妄想してしまい、その妄想がどうしても頭から離れない人はこの先も読んでもいいかもしれません。

お金はもうかります

「あなたもキュートになれる」と言ううたい文句のエステ。ぶすでもエステに行けば、美人になれるに違いありません、いや、違いあります。「アフィリエイトでお金がもうかる」と言うのも同じです。

確かに、アフィリエイトをやれば、お金がもうかります。いや、もうかりません。もうかると思い込むのは、「コスト」という概念がない人の場合だけです。アフィリエイトは無料ではできないし、時間もかかります。必要経費と時間と労力を無視すれば、お金になります。

そういう発想なら、どんな会社でも大変もうかります。しかし、収入から必要経費などのコストを差し引いた金額が利益なので、利益を上げ続けられる会社はごく一部しかありません。

必要経費と時間と労力を考慮するというビジネスの常識に基づけば、アフィリエイトは、到底、もうかるとは言えません。それどころか、超大赤字間違いなしです。

不労所得ではない

だから、必要経費と時間と労力がとてつもなくかかるので、不労所得ではありません。世の中の不労所得というのは、せいぜい預金の金利ぐらいです。貨幣価値の変動を考えると、それも不労「所得」と言えるかどうかあやしいですね。何もやっていないので、「不労」かもしれませんが、「所得」とは言えない可能性が高いです。

アフィリエイトがもうかった時代

かつてアフィリエイトがもうかった時代がありました。どうしてもうかったかというと、誰でもホームページを作ると、すぐにたくさんの人が見に来たからです。なにせ、他に見に行くところがなかったので。

つまり競争がなかったのです。

それから、検索サイトが馬鹿で、簡単にごまかせたからです。たとえば、「ABC社キャンペーン申し込み」というアフィリエイト広告の出稿があったとします。しかし、ABC社のホームページが検索しても出てこないで、全然関係ないD君のホームページが出てしまうと言う状況が起こりえました。

そんなときにD君が「ABC社キャンペーン申し込み」と言うアフィリエイトに参加して、広告リンクを貼ると、ABC社キャンペーンに関心のある人は、全員、D君のホームページ経由で申し込むことになってしまいます。

だからもうかったわけです。今は、この方法は全く通用しません。

お金が入るのはAdSenseだけ

とにかく、どれもこれももうからない中で、AdSenseだけが唯一お金になっています。ただ前述のように利益にはなりません。このブログの場合だと、サーバー代金の回収も難しいです。3年ぐらいかかって、8千円というところです。8千円にならないと、振り込んでもらえないので、振り込んでもらえるまでの3年間はきつい日々でした。(^ ^;

3年間のサーバー代金は、税抜きで18000円です。ドメイン代金は、約3000円です。この合わせて21000円は、固定費ですね。家賃みたいなものです。

全く3年間で1万3千円もの赤字です。もちろん、記事制作費とか、労力とか、費やした時間とか考えると、馬鹿馬鹿しいというレベルをはるかに超えていますよね。

無料ブログで年収2千万円と言う収入

違法動画で有名になったどこぞのブログサービス関係者らしい人が、そこの無料ブログでAdSenseをやると普通に年収2千万円以上になると主張しているのを見たことがあります。

個人でAdSenseをやって得られる収入は月20万円~30万円ぐらいまでです。この辺が一般的な限界です。そして、ここから固定費、制作費を差し引いた残額が利益です。

これ以上の金額は、法人でないと無理です。つまり一人ではできません。複数の人間で仕事をしないと無理です。だから、個人が運営する無料ブログで年収2千万円以上なんてあり得ません。

1000ページビューで50円

普通、ページビューが1000ぐらいで、AdSense収入は50円ぐらいです。ページビューと言うことがわからない人は、「1000人来たら、50円」と理解しても、あまり間違いではありません。

無料ブログでアクセス数がトップレベル、たとえば、上位50位以内ぐらいだと、アクセスは一日5000ぐらいなので、一日250円ぐらいのAdSense収入だと推測できます。と言うことは、月7500円ぐらいです。

ページビューあたりの収入が大幅にふくれあがったとしても、月収5万円がいいところですね。しかも、これは広告が完全に非表示の状態の場合なので、有料プランになります。無料ブログだと、その半分の2万5千円ぐらいになるはずです。繰り返しになりますが、これは、馬鹿みたいに収益がふくれあがっていないと無理です。

年数をかければ収益増の可能性も

何年も更新を続けていけば、収益率は徐々によくなっていきます。たとえば、このブログでもそうでした。しかし、よくなると言っても、大したことはありません。5年やって2倍になるかどうかぐらいですね。未だに月500円(税別)のサーバー代金が払えない状況が続いています。

普通の人がブログをやった場合の収益

普通の人がブログをやった場合、実際には、もっと収入が少なくなります。私と同時にブログを始めた知り合いは、毎日更新していましたが、1年かけてもAdSenseの収入は100円にもならないぐらいでした。そのため、1年半ぐらいでやめてしまいました。その後、3年以上放置されたままですが、収入は260円ぐらいになっているそうです。放置していても、収入が増えているのはおもしろいですが、かけた時間と労力を考えると、馬鹿馬鹿しいレベルを超えています。

ちなみに、この人は、偏差値60ぐらいの大学を卒業した人なので、ブログの内容のレベルは、かなり高い方です。

結局、Googleなどの検索エンジンでは、コンテンツのレベルまで分析できないため、いくら内容がよくても、検索で上位にならず、収入がなかなか得られないのです。

AdSense以外のアフィリエイトの収入

個別に名前を挙げることはできませんが、まるでだめですね。私も知人も完璧に全滅状態です。

アフィリエイトがもうからない根源的な原因

競争の激化です。アフィリエイト・サイト同士の競争ではなく、インターネット上の全てのサイト同士の競争です。たとえば、ソニーの公式サイトであるwww.sony.jpのリンク数を調べると・・・

www.sony.jp
リンク数(ドメイン数): 474,881(16,208)件

ソニーより従業員数で5分の1以下になるヤマハの公式サイトjp.yamaha.comだと・・・

jp.yamaha.com
リンク数(ドメイン数): 219,302(3,682)件

当ブログの場合・・・

www.hidamarinikki.com
リンク数(ドメイン数): 4(4)件

リンク数は、検索エンジンでの表示順位を決める上で非常に重視されている要因ですが、こんなに違います。これが競争の一端です。

それにしても、ソニーにリンクは貼りたがる方が16000人もいるなんて、さすがにソニーは人気がありますね。

・・・と考えるのは、素人だけです。

どう考えても、これは買ったのです。リンクを買ったのです。売っていますから・・・。リンク1本1000円です。

これが競争の中身です。

検索エンジンは、有料で購入したリンクを無価値として取り扱ったり、ペナルティーを科したりしていますが、全部を排除できているとは到底思えません。もし全部排除できていたら、インターネットはもっと水平な世界になると思います。

そうなっていないのが、アフィリエイトでもうからない根本的な原因です。今のインターネットは、リアルの世界と同じく、金の力で決まる世界になっているのです。

参考文献

石田健介・河井大志著『元Google AdSense担当が教える 本当に稼げるGoogle AdSense 収益・集客が1.5倍UPするプロの技60』(ソーテック社)(紙の本Kindle版

酷評もありますが、この本は読んだ方がいいです。GoogleのAdSenseの中の人が言うことなので、これと矛盾することを言っているのをインターネットで見かけたら、はっきりうそだとわかります。実際、広告主の立場で見ると、とんでもないことをしているアフィリエイターが99%以上を占めるので、そういう人こそじっくり読んだ方がいいです。収益が1.5倍になるというのはあながちうそではありません。何倍とか何十倍などというでたらめを並べているサイトが多いので、良心的なタイトルだと思います。

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