独自ドメインで有料サーバーを借りた場合に実際にかかるサイト運営費用

私はホームページやブログをたくさん運営していて、ほとんど全部、有料サーバーを借りて、独自ドメインによって運営しているため、費用がかさんでいます。それがこのブログで広告を貼っている主な理由ですが、知らない人も多いと思うので、どれぐらいお金がかかるのか書いておきましょう。

有料サーバーの料金

格安サーバーで、月あたり100円~2000円ぐらい

月2000円でも格安です。昔は容量100MBで1万円ぐらいしましたので、それを考えると1GB(=1000MB)以上の容量で2000円なら安いものです。

ただ、安いのには理由があります。単に値段相応のサービスということなのです。1万円のサーバーは24時間体制の電話サポート付きでしたが、月100円のサーバーにそれを求めることはできません。人件費がどれだけかかるのか考えれば分かると思います。

その他、転送量制限なども違ってきます。転送量というのは、わかりやすく言えば、何人見に来ても良いかという話です。一日に10万人見に来ても大丈夫なサーバーと一日500人までのサーバーでは、値段が違って当然です。転送量無制限を謳うサーバーもありますが、実際には、一定のレベルを超えると、サーバーを停止されて、上位プランへの移行を強制されます。

昔に比べて容量が増えたのは、ハードディスクが安くなったからでしょうね。また転送量(帯域幅とも言う)も増えましたが、これも大元のインターネット接続のデータ転送が安くなったからでしょう。しかし、そう言う面を考えても、月2000円以下ぐらいなら、格安です。値段の差は内容の差です。内容の差というのは、上記以外にも、サーバーの安定性とか稼働率、バックアップ体制などいろいろあります。

ドメインの料金

ドメインというのは、「google.co.jp」とか「yahoo.co.jp」とか「amazon.com」などのことです。「.com」とか、「.net」、「.co.jp」とかで終わるURLの文字列です。これは、登録の上、料金を支払って、使うものなのです。「.」以下の末尾の文字列と登録に使う業者により料金が違うのですが、格安の業者の場合、年1000円ぐらい~5000円ぐらいです。

ドメインを10個保持していると、年1万円~年5万円かかるというわけです。私の場合は、もっとずっと数が多いので、馬鹿になりません。年30万円を超えています。

類似のドメインを取得されると困るため、ドメインは複数のドメインを登録する場合が多いです。Googleの場合だと、google.comを始め、実際には使っていないgooogle.comとかgoooogle.comなど1万以上の類似のドメインを保持しています。

馬鹿馬鹿しいように思うかもしれませんが、もし仮にどこかの会社や個人が「gooogle.com」なるサイトを始めたら、ややこしい問題になることでしょう。これを未然に防ぐために、類似のドメインを全部押さえておくのです。

大変お金の無駄遣いの様な気もしますが、法的な問題に発展した場合を考えると、先に手を打っておいた方が得策ということになるのです。

これは逆の場合もあるのです。

つまり、gooogle.comというドメインのサイトを作った人が、Googleを相手取って、裁判を起こす可能性もあると言うことです。また、何らかの主張をして脅す場合もあり得ます。

実際、これはあり得ない話ではなく、この種の事件は、実際に起きているので、無視できないリスクなのです。

そうなると、「○○.com」というブログを有料サーバー、独自ドメインで始めた場合、

サーバー料金: 年12000円

「○○.com」のドメイン料金: 年1000円

類似のドメイン料金: 年3800円

合計: 年16800円

・・・と言う計算になっても不思議はありません。

それで、こういうサイトを10個保持すると、年16万8千円となり、100個では年168万円、1000個では年1680万円となるわけです。

これで、なぜ費用がかさむのか分かってきたかと思います。

幸いにも、一つのサーバーアカウントで複数のドメインを使用できるプランも多いので、サーバー代金を節約する方法はあります。しかし、それでも転送量がネックになります。つまり、一つのサーバーアカウントで多数のサイトを運営して節約に努めようとしても、転送量が増大するので、結局、アカウントのアップグレードという結果になり、費用が増大するわけです。

他にも検索エンジンの問題があり、全部を同じサーバーで運用というのは、リスクが高すぎます。実際、多数のサイトを運営している人で、全部を同じサーバーで運営しているというケースはゼロに近いと思います。この問題は今回割愛しますが、サーバー会社の話によると、一つのサーバーアカウントで複数のサイトを運営している場合、二つか三つぐらいが多い様です。そもそも、実際問題、一つのサーバーアカウントで1万サイトも運営すると、サーバーのパフォーマンスがかなり落ちるらしいですね。

そう言うわけで、一つのサーバーアカウントでは1サイト、最大でも3サイトぐらいを運営するのが普通というわけです。

ちなみに、このブログですが、元々1アカウント1サイトの契約で、サーバーの料金は税込み月540円です。今は最低ランクのプランですが、アクセスが増えたら、アップグレードする仕組みになっています。

今後の動向

最近、ドメインの「.」以下の部分(「トップレベルドメイン」という)が大幅に増えたことで、逆に類似のドメインを保持する必要性が減少した様に思います。何しろ、全部押さえるということが実質不可能なので、それなら、逆に押さえなくても良いと言うことになるからです。従って、今後は使う予定のないドメインは押さえておく必要もあまりないのではないかと思います。そうなれば、かなり費用の節約になるかと思います。

後は、検索エンジンの改善により、サーバーを複数借りる必要性が減ってくる可能性があります。しかし、未だに上っ面の情報に頼って検索結果を出している状況ですから、安心して全部のサイトを一つのサーバーにまとめるというのは、難しいと思います。全サイトを一つのサーバーにまとめても安心できるのは、かなり先の話だろうと思います。なぜなら、検索エンジンが抱える諸問題が完全に一掃される必要があるからです。現状では、まだ、全サイトを一つのサーバーにまとめると、Google様のアルゴリズム次第では、一挙に全部インデックスから削除されてしまうリスクを負うことになります。誰もそんなリスクを負いたくはありません。

関連ページ:
偽JPCERTドメイン名を取り戻すための60日間~ドメイン名紛争処理をしてみた~ (JPCERT/CC)

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