『ヒトラー暗殺、13分の誤算』の評価と感想

実写映画『ヒトラー暗殺、13分の誤算』
映画のポスター(米国)

実写映画『ヒトラー暗殺、13分の誤算』(原題(ドイツ語): Elser、英語の題名: 13 Minutes/製作国: ドイツ/第65回ベルリン国際映画祭にて2015年2月12日公開、ドイツ2015年4月9日一般公開、日本2015年10月16日公開)

評価: ★★★★☆

1939年にヒトラーの暗殺計画を実行したゲオルク・エルザー(Johann Georg Elser)の人生を描いた歴史映画です。

ゲオルク・エルザー(Johann Georg Elser)
ゲオルク・エルザー(Johann Georg Elser)

この映画のドイツにおける一般公開日は、この人が亡くなった日です。

題名を見たとき、最初、ロンメルが絡んでいたとされるヒットラー暗殺計画の話かとおもったのですが、そうではなく、それよりずっと前の暗殺計画の話でした。ロンメルが絡んでいた方の事件は、20 July plot(7月20日事件)と言い、1944年に起きています。この映画と全然関係がない事件というわけではありませんが、この映画で扱われたのは、1939年11月8日の夜に起きた暗殺未遂計画の方です。ヒトラーに対しては、他にもいろいろ暗殺が計画されていた様ですが、ご存じのように、この事件を含めて、一度も成功することはありませんでした。

A man has to be lucky. (Adolf Hitler, November 8, 1939)

・・・ということのようです。

My leaving the Bürgerbräu earlier than usual is proof to me that Providence wants me to reach my goal. (Adolf Hitler, later on November 8, 1939)

ふーん。

映画に、主人公であるエルザー(Elser)の恋人としてエルザという女性が出てきますが、この恋人の名前は、Elsa Härlenです。ElserとElsaではそっくりの発音に聞こえてしまい、紛らわしいのですが、歴史上の事実だから仕方ありません。

映画の内容は歴史上の事実そのままで、主人公の私生活にフィクションが少し入っているぐらいの様です。歴史の勉強にはちょうどいいですね。

この歴史的なヒットラー暗殺計画がどのようにして実行されたのか?いったい背後に誰がいたのか?その辺が映画のテーマです。もちろん、すべて歴史上の事実に沿ったものであり、新説とか、誰かの想像に過ぎないものを見せられる様なことはありません。


左が主人公のElserで、右が恋人のElsaです。


現場の下調べ中です。


起爆装置の設置中です。


誰かが演説していますね。


左が刑事警察の局長(当時)Arthur Nebe(アルトゥール・ネーベ)、右がゲシュタポの局長Heinrich Müller(ハインリヒ・ミュラー)です。

Arthur Nebe(アルトゥール・ネーベ)
刑事警察の局長 Arthur Nebe(アルトゥール・ネーベ)(本人)


ゲシュタポの局長 Heinrich Müller(ハインリヒ・ミュラー)(本人)

映画とは関係がないので、どうでもいいことですが、ゲシュタポのHeinrich Müller(ハインリヒ・ミュラー)は戦後行方不明になっており、終戦時に死んだとする説とどこかに逃れて生き延びたという説など、いろいろあるようです。今では否定されていますが、ソ連や米国のスパイになったという説まであります。ヒトラーが自殺した後、逃げようとしたのは間違いがないのですが、問題は、成功したかどうかですね。

ドイツの映画なので、言語はドイツ語になります。ドイツ語はよくわからないので、英語で見たかったのですが、たぶん米国版のDVDやブルーレイを入手しないとだめでしょうね。

“Endlich!”ぐらいしかわかりませんでした。(^ ^;

(2017年8月29日、dTVの動画配信により、実家の32インチ液晶テレビにて鑑賞)

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