『ドラゴン怒りの鉄拳』の評価と感想

『ドラゴン怒りの鉄拳』の映画ポスター

『ドラゴン怒りの鉄拳』(英語版題名:Fist of Fury/広東語・北京語版題名:『精武門』)(監督:ロー・ウェイ(羅維)/脚本:ロー・ウェイ(羅維)/英国領香港公開1972年3月22日、日本1974年7月20日公開)
評価: ★★★★★

ブルース・リーが主演を演じる映画で、ブルース・リーの映画の中では最高の作品とされているものです。ヌンチャクが初めて使われた映画と言うことでもよく知られています。

中国の武術家として有名な霍元甲(ほー・ゆんじゃー)が1910年に死亡したという史実を元にしたフィクションです。史実に反して、日本人が悪者にされているので、わかっている人は、むっとするかもしれません。何も知らない子どもが見ると、「日本人は昔あんな悪いことをしていたんだ。」とみんな思うようです。あくまでも作り話のフィクションですから、真に受けてはいけません。その辺を理解した上で見た方がいいです。

ブルース・リーの技が非常に切れていますので、見所はその辺かと思います。これほどの達人はなかなか映画には出ませんね。

『ドラゴン怒りの鉄拳』のDVDのジャケット
ブルース・リー

それより、ジャッキー・チェンがスタントと脇役で出ていますので、個人的には、そっちの方がおもしろいです。スタントは、終わりの方ですっ飛ぶ役です。脇役で出ているのは、始まってから29分から30分ほどしたところで、みんなで稽古をしているシーンがありますが、そのシーンで青い服の女の子と戦っているというか、踊っている(笑)グレーの服の男がジャッキー・チェンです。


このあたりからジャッキー・チェンが出てきます。真ん中より左にいる灰色の服の男がジャッキー・チェン。


ジャッキー・チェンは映画に出られるような顔ではなかったそうですが、これを見ると頷(うなづ)けます。


ジャンプ!やはり、このシーンでは女の子が主役で、ジャッキー・チェンは女の子未満の脇役ですね(笑)。

ブルース・リーが早くに亡くなって、香港のカンフー映画界では、後継者選びが難航したらしいのですが、結局、脇役ぐらいしか務まらなかったジャッキー・チェンが後継者になったと言うことです。しかも、何とコメディー路線で・・・。

このブルース・リーの『ドラゴン怒りの鉄拳』は、カンフー映画として、コメディー路線ではない、元来のシリアスなアクション映画の代表作だと思います。

なお、今回上映された『ドラゴン怒りの鉄拳』は、厳密には、英語版の『Fist of Fury』で、冒頭のオープニングに英語の歌が使われています。原語の広東語による『精武門』では、コーラスになっています。私は『精武門』の方しか知らなかったので、ちょっと違和感がありました。オープニング部分だけは広東語版の方がいいと思います。

(2020年7月21日109シネマズ名古屋の10番シアターにて鑑賞)

関連ページ:
『ドラゴン怒りの鉄拳』を映画館で見ました(ほしのひかり)※見終わった方はこちらをご覧下さい。

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