『風の谷のナウシカ』の9回目の鑑賞

『風の谷のナウシカ』(監督:宮崎駿/脚本:宮崎駿/原作:宮崎駿/製作:高畑勲/音楽:久石譲/制作会社:トップクラフト/日本1984年3月11日公開)
評価: ★★★★★

11月末閉館のTOHOシネマズ名古屋ベイシティの超巨大スクリーン(13メートル×5.4メートル)で『風の谷のナウシカ』をさらにもう一度見ました。二日連続です。

昨日と何も変わりはないかと思いましたが、変わっていました。なぜか画質がちょっとよくなりました。色が少し鮮やかになった感じです。目の錯覚かと思いましたが、たぶんそうではありません。恐らく画質の調整を行って、アニメに最適化したのではないかという気がします。きっとコントラストを上げたのでしょう。

しかし、残念ながら、109シネマズ名古屋の6番シアターの画質には及びません。あれはどう考えても別格です。

そんな事があるかと思う人がいるかもしれませんが、プロジェクターもグレードがいろいろあります。映画館で使っているのはDLP方式のプロジェクターですが、一口にDLP方式のプロジェクターと言っても、安いものでは5万円ぐらいのものもありますし、高いものでは30万円ぐらいのものまであります。もちろんこれは家庭用の話です。映画館用は、同じDLPプロジェクターでも方式が違っていて、かつ、非常に高価です。まあ、普通に100万円は超えるだろうと思います。なぜかと言うと、家庭用でも一部のメーカーは100万円の製品を出していますので・・・。

いずれにせよ、今日のTOHOシネマズ名古屋ベイシティの1番スクリーンは、かなり満足度の高い画質でした。やればできるではありませんか。

ほほえむナウシカ
画質の比較には、ナウシカの髪の色合いやおちびちゃんの赤いキャップの色合いに注目しました。

『風の谷のナウシカ』のおちびちゃんの赤いキャップ
このシーンのおちびちゃんの赤いキャップの色合いが画質の比較に最適です。

画質で映画館を選ぶ人はいないかもしれません。しかし、『風の谷のナウシカ』の様な作品は、すでにDVDやブルーレイなどで繰り返し見ている作品ですから、画質にこだわる人がいても不思議はありません。そもそも、最初からどうしてもDVDやブルーレイの画質と比較しながら、見てしまいますよね。新作映画だと、比較の対象がないので、画質が悪くても、よほどのことでない限り、恐らく気がつかないでしょう。

それにしても、急に画質の調整をするなんて変な話ですが、もしかしたら、画質を比較しているどこかの誰かに気がついたのかもしれません。たぶんこのあたりのブログです(笑)。

(2020年7月22日TOHOシネマズ名古屋ベイシティ1番スクリーンにて鑑賞)

追伸:

私は、映画館向けのプロジェクターを買わないので、調べたこともなかったのですが、調べてみると、いろいろありますね。109シネマズ名古屋の6番シアターと5番シアターは、ソニー製のプロジェクターを使用しているというのは知っていたので、調べてみましたが、どうやらソニーの「デジタルシネマプロジェクター SRX-R320」というものらしいです。価格はオープンなので不明ですが、恐らく、1000万円は超えているでしょう。こちらにそれらしき記事を見つけました。ものはこれ。時期的にも一致しているし、まだ新機種に変えていなければ、大方これですね。

ソニーの映画館用プロジェクター、デジタルシネマプロジェクター『SRX-R320』
画像引用元:ソニー

最近は、3000万円弱のパナソニック製のプロジェクターもあるようですが、どこの映画館が使っているのでしょう。ずいぶん高いですね。楽天で2998万円(税込み)で売っていますが、そんなものを楽天で買いますか?(笑)しかもレンズは別売りだし・・・。

パナソニックの映画館用DLPプロジェクター PT-RQ50KJ
画像引用元:パナソニック

「3年もしくは20000時間保証」と謳っていますが、20000時間というのはランプの定格寿命です。ランプの寿命ということになると、ホームシアター用も映画館用も同じなんですね。

やはり映画館用のプロジェクターは高いし、こういう技術競争があるので、映画館や上映スクリーンにより画質の差があるのは、別に不思議なことではありません。差があって当然です。

なお、画質調整では、実写の映画ではコントラストを落とし、アニメではコントラストを上げるのが普通です。ホームシアター用のプロジェクターでは、映画モード(実写映画用)やアニメモードなど、画質のモードがあらかじめいろいろ用意されていて、選択できるようになっています。高級機種では、さらにマニアックにマニュアルで操作できるようにもなっています。映画館用も大方同じだろうと思います。

ついでながら、あらかじめ設定されたモードから選択するのがいいです。素人がマニュアルで操作すると、ろくな画質になりません。

解像度については、機種の仕様以外にも、プロジェクターとスクリーンとの角度で変化します。斜めになるほど、解像度が低下し、まっすぐな状態で解像度が最大になります。家庭のホームシアターだと、プロジェクターを床の上に置いたり、天井からつるす場合が多いのですが、頭の後ろぐらいの位置に持ってくるのが理想的です。但し、頭の後ろだと、耳に近くなるので、プロジェクターのファンの音がうるさくなりますけどね。

映画館でプロジェクターの位置を見ると、スクリーンよりもかなり上の位置になっている場合が多いのですが、そうなると、解像度が低いということになります。ただ、スクリーンの高さに近づけると、観客席の数を減らさなくてはいけないので、採算性に問題が出るわけです。だから、私は映画館に行くと、いつもスクリーンの位置とプロジェクターの位置に注目しているんですよ。

他に注目する点は、動きのあるシーンです。プロジェクターの性能によって、動きのあるシーンが適切に映し出されないことがあります。具体的には、残像が残ったり、スムーズでなかったりします。映画館のプロジェクターでも、そういう現象が若干見られることがあります。前回TOHOシネマズ名古屋ベイシティ1番スクリーンで見た際には、いくつかのシーンでちょっと気になりましたが、今回はなぜかそういうシーンが見られませんでした。不思議ですね。

関連ページ:
『風の谷のナウシカ』の評価と感想
『風の谷のナウシカ』の2回目の鑑賞
『風の谷のナウシカ』の3回目の鑑賞
『風の谷のナウシカ』の4回目の鑑賞
『風の谷のナウシカ』の5回目の鑑賞
『風の谷のナウシカ』の6回目の鑑賞と画質チェック
『風の谷のナウシカ』の7回目の鑑賞
『風の谷のナウシカ』の8回目の鑑賞
『風の谷のナウシカ』を映画館で見ました(ほしのひかり)※視聴後はこちらの記事をご覧下さい。
109シネマズ名古屋の画質がすごい(ほしのひかり)※109シネマズ名古屋の画質についてはこちらもご覧下さい。
109シネマズ名古屋の画質(ほしのひかり)※109シネマズ名古屋の画質についての考察です。
ソニー、4Kデジタルシネマ上映システムを東急レクリエーション「109シネマズ」に提供(RBBTODAY)
デジタルシネマプロジェクター SRX-R320(ソニー)
ソニーのデジタルシネマ(ソニー)
パナソニック、世界最高輝度50,000lmを実現した業務用DLPプロジェクター「PT-RQ50KJ」
ソニー、小型/高コントラスト化した4Kシネマプロジェクタ 中小劇場など「シネコン以外」の導入へ(AV Watch)
【短期集中連載】コレが我が社の4K/8K技術(6)ソニー「4K SXRDプロジェクター」(AVレビュー)

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする