新型コロナウイルスの感染を予防する方法

新型コロナウイルスは、今年に入って急速に感染が拡大し、世界中で死者が膨大な数になっています。すでに予防方法については、あちらこちらで紹介されていますが、誤解しやすいところもあるので、その点を中心に書いてみようかと思います。

感染経路

新型コロナウイルスは、飛沫感染するとされていますので、当たり前ですが、一番に注意すべきなのは飛沫感染です。しかし、実際には、ウイルスというのは、どのような経路で感染するのかよくわかっていません。飛沫感染しないウイルスは、絶対に感染しないかというと、そんな事はありません。どこかにこびりついていた物が手に付着して、体内に入る可能性もあります。実際、飛沫感染しないウイルスも、よく感染します。ただ、飛沫感染するウイルスは、そうでないウイルスに比べて、急速に感染しやすいと言えます。どのような経路で感染するかわからない以上、あらゆる手段を講じた方がいいです。

マスクの着用

マスクをしたからと言って、飛沫感染を予防できるかというと、そんな事はありませんが、マスクをした方がしないよりも、感染しにくくはなります。これはあくまでも予想であり、実験により実証されたわけではありません。ヘルメットをかぶってバイクを運転した方が、ヘルメットなしでバイクを運転するよりも、事故になった場合に、死ぬ確率が低いのと同じです。マスクを着用するのは、ヘルメットをかぶるのと同じような意味だと考えた方がいいです。

手洗いに注意

手に新型コロナウイルスが付着している可能性があるので、手を洗う必要があります。しかし、ちょっと水をかければ、ウイルスが落ちるなどと考えてはいけません。最低でも30秒間は流水で手を洗う必要があります。30秒間というのはかなり長いです。

テレビコマーシャルは15秒または30秒で、15秒の方が30秒のものよりもずっと多いようです。だから、テレビコマーシャルを2本見るぐらいの時間をかけて手を洗う必要があります。ちょっと水で流しただけの場合、ウイルスはほとんど落ちていないと考えた方がいいです。

洗う場合は、水やお湯でもいいのですが、できれば、石けんを使った方がいいです。

手の消毒

新型コロナウイルスは、70%のエタノール(70%のアルコール)で消毒可能とされています。だからといって、70%のエタノールを手につけると、新型コロナウイルスが完全に死滅するなどと思わないようにして下さい。ウイルスや細菌の殺菌消毒はそんなに簡単にできません。一部のウイルスが死ぬだけだと思った方が無難です。

まず、30秒以上かけて流水で完全に洗い流して、さらにその上で手の消毒をした方がいいです。そうすれば、新型コロナウイルスをかなり高い確率で排除できるでしょう。但し、実際には完璧ではないので、あまり安心しすぎないようにしましょう。

手など、皮膚に付着したウイルスは非常にしぶといです。

除菌は殺菌ではない

除菌と銘打った商品で手を洗うのはいいですが、除菌は殺菌ではないということに注意して下さい。アルコールが入っているかどうかは関係がありません。除菌と謳っている商品は、「菌」を洗い流すだけです。まるで殺菌にはなっていません。

なお、100%のエタノール(100%のアルコール)は、殺菌力がほとんどありません。70%より100%の方が強いなどと勘違いしてはいけません。

人のいるところには行かない

人が集まるようなところには、できる限り出て行かないようにするのが、非常に大切です。マスクをすれば、人が集まるところでも安全だと思わないことです。人が集まるところは、新型コロナウイルスでごった返していると思った方がいいです。

他の人と距離を保つ

もし咳やくしゃみをしている人がいたら、なるべく距離を取った方がいいです。2メートルぐらい離れていれば、直撃を受けることはないと思いますが、浮遊しているウイルスに感染する可能性はゼロではありません。だから、人のいるとこには行かない方がいいのです。

なお、社会的距離と言っていますが、social distanceをそのまま日本語にしたものです。誤解しやすい日本語訳だと思います。この場合のsocialは「人と人」という意味なので、social distanceというのは、「人と人との距離」のことです。

体力を維持する

体力を維持することが大切です。体力と言っても、筋力などの運動能力のことではなく、病気に対する抵抗力、免疫力のことです。それには、規則正しい生活と十分な睡眠が最も重要です。

あとは、大量のビタミンCを取っておくといいかもしれません。この点は医学的に議論の余地のあるところですが、個人的には推奨しています。サプリメントなどで、1日1000mgから2000mgぐらい取っておくといいと思います。一時的なら、1日5000mg~6000mg程度取っても特に問題はありません。但し、1日1万ミリグラム(1グラム)以上の摂取は副作用が出る可能性があると言う研究もあります。しかし、経口摂取で実際に副作用が出た例は報告されていません。

医学的に議論の余地があると言うのは、ビタミンCを摂取しても、病気に対する抵抗力は変わらないとする研究報告が多数あるからです。しかし、私は個人的な経験として、90%以上の確率で命を落とす状態にあった肺炎患者の父親にビタミンCを与えることで、急速に回復させたことがあります。担当医は、それはそれは驚いていました。

特に副作用があるわけではないので、やっておいて損はないと思います。個人的には1日1000mg~1200mgぐらい摂取していますが、全部吸収されるわけではないので、実際に吸収されているのは、おそらく600mg~700mg程度だと思います。なるべく多く吸収するには、時間間隔を開けて、小分けで取るのが効果的です。

終わりに

新型コロナウイルスから身を守るのは、容易ではないということをよく認識して下さい。上記の注意事項をよく読んで、なるべく感染しないように心がけて下さい。

関連ページ:
Most Vitamin Pills Are Useless, But Here Are The Ones You Should Take (Science Alert)
Is There Really Any Benefit to Multivitamins? (Johns Hopkins Medicine)
Are Multivitamins Useless? (Linus Pauling Institute / Oregon State University)
ビタミンC (アスコルビン酸) (「健康食品」の安全性・有効性情報/国立健康・栄養研究所)
ビタミンC解説 (話題の食品成分の科学情報/国立健康・栄養研究所)

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする