『セーラー服と機関銃 -卒業-』の評価と感想

実写映画『セーラー服と機関銃 -卒業-』(2016年3月5日公開、邦画)

評価: ★★★☆☆

薬師丸ひろ子主演の『セーラー服と機関銃』の続編と言うことなのですが、実際には、前作とは全然関係のない話なので、前作を見る必要はありません。どうも予習して損した様な気がします。

どうしても前作と比較せざるを得ませんが、この作品は前作ほど優れた作品ではありません。この監督は『セーラー服と機関銃』と言う作品を全く理解できていないようで、それが根本的な失敗の原因だろうと思います。

前作で出てきたシーンを再現しているところがありますが、取って付けた様な感じで、あまりにも不自然であり、ストーリーに合っていません。前作のシーンの再現の様なものはやらない方がよかったです。

たぶん、監督の前田弘二は、『セーラー服と機関銃』という作品は、セーラー服の少女が機関銃をぶっ放すところに良さがあるとでも思っているのでしょう。しかし、それは違うでしょう。

前田監督は、『セーラー服と機関銃』にどれだけ精神性があるのかわかっていないのです。しかし、この精神性の高さこそ、『セーラー服と機関銃』の本質であり、その良さなのです。

しかし、前田監督は、この作品で精神性を掘り下げることができず、エンディングの歌が空疎に聞こえてしまって、全く感動しないという結果を作ってしまいました。それを言うと、台詞もそのような感じのものがあり、全くだめでした。

他には、ヒロインの組の組員として出てくるやくざがだめです。全然やくざに見えません。頭のぼけたお笑い芸人にしか見えません。他にヒステリーのやくざとか精神異常のやくざとか出てくるので、見ていて馬鹿馬鹿しくなりました。

唯一評価できるのは、アクションシーンの緊迫感ぐらいでしょう。女優さんは美人なのに、もったいないことをしました。

(2016年3月7日映画館TOHOシネマズにて鑑賞)

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